地方都市における未利用地・空地の利用に関する研究


研究目的

地方都市は、中心部では空洞化、地方では人口減少による過疎化や空き家の増加などそれぞれ独自の問題を抱えています。本研究ではその地域独自の課題について調査し、活性化に向けた提案を行っています。

①熊本市中心市街地におけるスポンジ化の実態調査

熊本市は、郊外化の進展に伴う中心市街地の空洞化が問題となっています。その中でも、虫食い状に低未利用の空間が発生するスポンジ化に着目し、研究を行っています。中心市街地活性化を目的とし、駐車場や空地、空き家を対象とした調査を通して、無秩序に広がるスポンジ化の実態把握や分析に努めています。

②空き家を活用した地域活性化

近年、少子高齢化に伴い全国的に空き家が増加しています。本間研究室では熊本県阿蘇郡高森や天草市を対象とした空き家問題や空き家を活用した地域活性化に関する研究を行っています。TAKAraMORIのプロジェクトでは、阿蘇郡高森町にあった空き家をまちづくり会社「takaramori」の事務所へリノベーションを行いました。学生が主体となり改修を行い、設計からインテイリアまで行なっています。近年では天草市において空き家を公共的に活用している事例を調査しリノベーションの活性化を図る研究を行なっています。